茨城県かすみがうら市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)⑩

申請No.10
申請日:2019年09月24日
申請/実施責任者:かすみがうら市生活環境課
場所:茨城県かすみがうら市
居住者:当事者本人(48歳、女)、娘(15歳、学生)
居住環境:持ち家/戸建て
生活保護受給の有無:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数:100頭
手術日: 10月8日
協力病院:いながき動物病院土浦分院
チケット発行数:120枚
手術頭数:99頭(1頭は体調がよくなり次第手術予定)
※申請時120頭と申請あるも捕獲時に総数100頭と発覚

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

    1. 5年前に娘が猫を拾ってきた
    2. 外に出した時に子どもができ、その後増えていった。
    3. 近所の方が多頭飼育を発見し、知り合いの方を通じて茨城県動物愛護推進委員に連絡が入る。
    4. 99頭の不妊手術をし、1頭体調不良の猫はよくなり次第、後日手術をする予定。
    5. 当事者はこのまま同じ場所に住み続け、手術後の猫も責任をもって飼っていく。
    6. 当事者宅は整理整頓し、清潔な環境にするようにしている。
手術日 オス メス 耳カットのみ
10月8日 54 45 0 99
54 45 0 99

【現場写真(支援前)】
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【現場写真(支援後)】
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今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
・100頭の多頭飼育だった為捕獲に時間がかかってしまった。数が増える前に対応すべきであると感じた。
・当日はいながき動物病院の手術室トレーラーで手術を行った。茨城県動物愛護推進委員、ボランティア、茨城県動物指導センター、獣医師にご協力頂き実施しました。
・朝から夕方までの長い時間の手術となりましたが、多くの方に協力、尽力いただき迅速に的確な手術を行うことができ、当事者が手術代すべてを負担することが難しかった為、どうぶつ基金に支援して頂くことで実施することができました。


どうぶつ基金スタッフコメント
5年で1頭のメス猫が100頭になりました。申請者であるかすみがうら市生活環境課が茨城県動物愛護推進委員、ボランティア、茨城県動物指導センター、どうぶつ基金、協力病院との協働によって問題解決を図りました。多頭飼育崩壊はヒト、動物、ゴミ屋敷など複合的な問題を抱えており、行政の一担当課では解決できないことが今回のケースからもうかがえます。そして、何より5年前に不妊手術さえしていればこんなことにはならなかったのは明白です。早期の予防(不妊手術)が最も重要です。

 


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現場 オス メス 性別不明 耳カットのみ 合計