悲しいお知らせ 連絡船のりばに猫が捨てられていました。
心ない人による捨て猫について悲しいお知らせがあります。
どうぶつ基金は、昨年10月3日猫の楽園として世界的に有名になった
愛媛県大洲市青島の猫ほぼすべてに無料不妊手術を実施しました。
そして今年の4月4日TNRの事後調査に行ってきました。
岩合光昭さんの写真集で有名になった青島は、
「猫の楽園」と称され、世界中から観光客が殺到しました。
しかし、実際に島に来てみると、
観光客に気まぐれに与えられるだけのエサにありつけず痩せ細った負け組の猫たち…
雄猫に食い殺された子猫の死骸…
写真集には決して載らない現実に目を覆うばかりでした。
調査の結果は、
1、マーキングなどの悪臭がなくなっていた。
2、猫の毛並みがよくなっていた。
3、猫の体格がよくなっていた。
4、猫同士の喧嘩が見られなかった。
5、仔猫がいなかった。
6、猫の性格が穏やかになっていた。
7、冬を越せない猫が多かったが今年は元気に冬を越せた(島民Kさん証言)
「青島猫を支援する会」さんたちが
根気よくTNRと餌の支援をしてくださっています。
捕獲漏れした猫を捕まえるのは至難の業です!
よくがんばっていただいてます。
青島は3世帯5人。
それも高齢の方たちばかりです。
いつ無人島になってもになってもおかしくない状態です。
一代限りの命のさくらねこをどう守っていくか、課題は山積みです!
そんな中、信じられないニュースが飛び込んできました。
捨て猫です。
青島行き定期船乗場前に、『青島に連れていって下さい』と、わざと筆跡鑑定できないように下手に書いたと思われるメモがついたケージに入れられて猫3頭が捨てられていたのです。
少しばかりのキャットフードと、「青島に連れて行ってください」と筆跡鑑定が出来ないようにわざと下手に書いたメモ。
捨てた人はきっと犯罪であることを知っていたのでしょう。
そして、高い確率で殺処分されることも知っていたはずです。
もちろん、猫を捨てることは犯罪です。
【動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)第44条第3項
愛護動物を遺棄した者は、百万円以下の罰金に処する。】
もし、このような現場に居合わせてしまったら、
必ず警察に通報し現場検証をしてもらってください。
猫を交番に届けると、後の捜査がしにくいそうです。
捨てられた3匹の猫たちが不憫で仕方がありません。
島で長年、猫の世話をして下さっているKさん
高齢で自分の体力にも不安を持ちながら、
ギリギリまで猫の世話をすると頑張ってくださっています。
しかし、Kさん夫婦が島を去った後、200頭の猫を誰が世話をするのか、だれが費用を負担するのか、何も決まっていません。
そして、不妊手術が済んでいない猫も確認されています。つまり今以上に猫が増えるかもしれません。
絶望的な状況で起こった今回の事件ですが、どうぶつ基金では、この現実から目をそらさず,応援してくださる皆様に真実を伝え、希望の光を探していきたいと考えています。
一頭でも多くの猫を青島から里親に出して新しい家族の元に届けることが今必要です。
どうか皆様のお力添えをおねがいいたします。
飼い主のいない猫、すべてに不妊手術を施して、
これ以上増えないようにする「さくらねこTNR」などの
長期プログラムには「毎月」の継続したご支援が欠かせません。
また、多頭飼育崩壊への緊急対応など、
いざというときにどうぶつ基金が迅速に活動できるのは、
皆様より日ごろから継続的にいただくご支援があればこそ可能になります。
※さくらねこサポーターへすでにご参加いただいているにもかかわらず
再度のご案内となりました場合は失礼をご容赦ください。
今、さくらねこサポーターにご参加いただいた方全員に、
・さくらねこカレンダー2020年版
・さくらねこクリアファイル(非売品)
・TNRマンガ冊子(非売品)
・活動報告書
を送らせていただきます。
この機会をお見逃しなく、よろしくお願い申し上げます。
救いの手を差し伸べるために、今を救う今回の寄付をお願いします。
https://www.doubutukikin.or.jp/legal/business