茨城県かすみがうら市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)㉖

申請No.26
申請日:2020年2月6日
申請/実施責任者:かすみがうら市役所
居住者:当事者(88歳、女)
居住環境:持ち家/戸建て
生活保護受給の有無:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数:24頭
手術日:3月3日、4日
協力病院:ふー動物病院(群馬分院)
チケット発行数:30枚
手術頭数:24頭(30頭と申請あるも、捕獲時に猫の総数24頭と発覚)

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

    1. 5、6年前に猫を1頭拾い、不妊手術をして飼い始めた。
    2. 5年程前から野良猫に餌をあげてしまい子猫が産まれ、増えてしまった。
    3. 近所の方が多頭飼育を発見し、茨城県動物愛護推進員に連絡が入る。
    4. 高齢者の一人暮らしであり、今後増えないよう支援が必要であると考え申請に至る。
    5. 当事者は今後も同じ場所に住み続け、責任をもって飼っていく。
    6. 30頭と申請あるも、捕獲時に猫の総数24頭と発覚し24頭全て手術。
手術日 オス メス 耳カットのみ
3月3日 10 8 0 18
3月4日 3 3 0 6
13 11 0 24

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
・一人暮らし高齢者の多頭飼育で、このまま増え続けて生活環境も悪くなることが予想された。
・手術することでこれ以上増えないようにすることができてよかった。
・妊娠している雌猫も多く、春前に対応できればなおよかった。
・当日は親族やボランティアの協力を得ることができ、2日間で捕獲・手術と迅速に的確に行うことができた。
・飼い主が手術代すべてを負担することは難しかったが、どうぶつ基金の支援を得て実施することができた。


どうぶつ基金スタッフコメント
最初の1頭は不妊去勢手術をしていただけに悔やまれますが、近隣住民の連絡から行政へとスムーズにつながり、2日間で24頭全頭を手術することができました。当事者は高齢者で一人暮らし。今後も同じことが繰り返されないよう、周囲の継続的なサポートが必要です。


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