6月TNR地域集中プロジェクト福岡ご報告!
いつもどうぶつ基金を応援いただきありがとうございます。
私たちは、全国から届く「待ったなし」の要望に応えるべく、
徹底した感染防止対策の元、4月から毎月
福岡、宮崎、大阪の3拠点でTNR地域集中プロジェクトを続けています。
TNR地域集中プロジェクト福岡、6月のご報告
福岡県も緊急事態宣言下にあるため6月の一斉TNRは、
ボランティアの人数をできるだけ少なくして行いました。
当然、一人当たりの仕事量はふえるのですが、
皆さん頑張ってくれたおかげで、無事243頭のさくらねこがうまれました。
ぼく、さくらねこになるよ。
6月7日~10日
獣医:斎藤(院長)、山口(どうぶつ基金最高顧問)、青山
ボランティア獣医:石川
手術数
オス:90匹
メス:111匹
メス(妊娠):39匹
堕胎数:118
耳先カットのみ(手術済み):3匹
ボランティア数:6/7:10人、6/8:14人、6/9:12人、6/10:9人
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計:243匹
*90(オス):150(メス)
メスが圧倒的に多い事に驚きました。通常は半々です。
意図的にメスを選ばないと、起こらないバランスの悪さです。
捕獲をするボランティアさんの中には、
メスだけを選んで運び込む方もおられます。
オスは捕獲器に入っても逃がすそうです。
こういう経験をしたオスは、捕獲器の恐ろしさを学習して、
二度と捕獲器に入らなくなることが多々あります。
例えば一つのコロニーで5頭の未去勢のオス猫と、
1頭の未手術のメス猫という状態が発生すると、
オス猫たちの交尾は未手術のメス猫に集中してしまいます。
そして出産した子猫は、オス猫たちに殺されて食べられてしまいます。
これは母猫から子猫を取り上げることによってメスに発情をさせて、
交尾をするためにオス猫が行う行動です。
バランスが崩れたコロニーではこのようなことが繰り返されます。
限られたチケットで、メスを優先的に手術したい気持ちはわかりますが、
せっかく捕獲器に入った未手術のオス猫をわざと逃がすような事は
絶対にしないように、くれぐれもお願いします。
会場のレイアウトは日々改善されます。
1日/100頭の猫が九州全域はおろか山口県下関市からもやってきます。
猫同士の感染防止のためにきれいに整頓された会場で、流れるように手術が進みます。
行政枠で運ばれた猫
筑後市:30匹
八女市:80匹
下関市:30匹
久留米市:30匹
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計:170匹
一般、団体枠で運ばれた猫
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計:73匹
↑手術を終えて、ボランティアさんのお迎えを待つ猫の部屋です。
猫が目覚めるまで、呼吸のチェックを行うために、ボランティアさんが張り付いています。
写真の捕獲器に入った猫、全て八女市の行政が申請した80頭の猫たちです。
八女市行政は、市内での捕獲猫の保管場所の提供、手術後の猫の運搬トラックの提供など、本当に協力的です。
写真:無事に手術を終えて、さくらねこになって今から行政が用意した車で地元八女に帰ります。
八女市の皆様、一代限りの命をけなげに生きていくさくらねこを
やさしく見守ってあげてください。
写真:八女市行政が 用意してくれた トラックがお迎えに来てくれました。
市民ボランティアさんと、行政とどうぶつ基金が協働で殺処分ゼロを目指します。
「まだまだ一杯猫がいます」と行政職員さん。
どうぶつ基金が全国で展開する「さくらねこTNR]は、
ボランティアさん、行政、ご寄付をしてくれる皆様の協同によって成り立っています。
殺処分ゼロが実現する日まで、みんなで一緒にがんばりましょう。
どうぶつ基金病院福岡実績
4月:198匹
5月:263匹
6月:243匹
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累計:704匹
全国から届くヘルプの声に出来る限り応えていますが、
あまりの多さに資金不足が深刻です。
そんな中、たくさんの皆様から支援物資を贈っていただきました。
とても役に立っています。本当にありがとうございます。
このような大規模プロジェクトが行えるのも応援してくださる皆様のおかげです。
どうぶつ基金は皆様の期待に応えるべく、さくらねこTNRを加速して、
殺処分ゼロを実現させます。
引き続き応援をお願いいたします。
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あなたの寄付でさくらねこTNRを加速させてください。
どうぶつ基金は全国からの自治体や愛護団体、
個人ボランティアの要請を受けて、
さくらねこ無料不妊手術を実施してきました。
常に現場からの声をくみ取り、
殺処分ゼロを築く第一歩となる点でも評価されています。
さくらねこサポーター ‐ どうぶつ基金
https://www.doubutukikin.or.jp/contribution3/#form