42_千葉県香取郡多古町多頭飼育救済支援レポート(行政枠)同案件2回目
申請No.42
申請日:2021年10月4日
申請/実施責任者:多古町 生活環境課
場所:千葉県香取郡多古町
居住者:当事者本人(男、63歳、無職)、兄(男、69歳、無職)
居住環境:持ち家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給している
多頭飼育現場の猫の総数:11頭
手術日:2022年11月16日、12月28日
協力病院:ふーどうぶつ病院 袖ヶ浦
チケット発行数:10枚(1回目申請で手術済みの1頭を除く10頭分を申請)
手術頭数:10頭
協働ボランティア名:個人ボランティア
申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
- 1回目の支援で現場の未手術猫全頭の手術を行ったが、その際、敷地内の倉庫の中に猫が10頭ほどいることが発覚。新たに発見された10頭を手術対象として2回目の支援となった。
※多古町1回目レポートはこちら。 - どうぶつ基金チケットにて残る10頭を手術済み。
- 現場には1頭の猫が残っており、当事者が最期まで責任を持って飼育を継続する。10頭はボランティアによって保護され譲渡先を探す予定。なお、現場に残る1頭についても、当事者の飼育に問題がある場合はボランティアが保護する。
- 前回の申請分で衛生環境は改善されており、それ以降、大きな変化はなし。
- 1回目支援後に脱走した手術済みの猫は1頭も発見できていない。
手術日 | オス | メス | 耳カットのみ | 計 |
11月16日 | 3 | 6 | 0 | 9 |
12月28日 | 1 | 0 | 0 | 1 |
計 | 4 | 6 | 0 | 10 |
今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
今回の申請で確認していた猫をすべて手術、引き取りをすることができた。
捕獲の際、前日の餌やりをやめるなど、捕まえやすい対応をしなかったため、捕獲に手間がかかってしまった。
どうぶつ基金スタッフコメント
1回目申請は2021年1月、約9カ月経ってようやく全頭手術済みとなりました。
1頭を残してボランティアに保護され、今後は譲渡活動が進められます。現場に残る1頭は当事者が責任を持って飼育を継続するとのこと。もとは自宅周辺に捨てられた猫が可哀想で餌をあげるような人です。自分の手元に残ったたった1頭の大切な家族を、最期まで愛情を持ってお世話してもらいたいと強く願います。
残念ながら、1回目の手術後に脱走してしまった猫はまだ発見されていません。飼育環境の確認は十分すぎるくらい徹底する、ボランティアであればなおさら当然のこと。自分自身も肝に銘じておきたいと思います。