第1回 徳之島ごとさくらねこTNRプロジェクト 報告 

はじめての方へ
どうぶつ基金では、世界自然遺産登録への取り組みとしてアマミノクロウサギの絶滅を防ぐため鹿児島県徳之島で3,000頭の猫すべてに無料不妊手術を行っています。まずはこちらをお読みください。

11月17日(月)から島ごと一斉不妊手術が始まりました!
この日に向けて、地元職員の方々と入念に打ち合わせを重ね準備をしてきました。
事故のないようにがんばります。

会  場 : 徳之島高校農場(旧徳之島農業高校)
集合時間 :8:30
手術開始時間 :9:00
終了時間 :17:00
執刀医(6名): 山口獣医師長、小松・齋藤・千葉・徳田(ボランティア)・伊藤(ボランティア)・足立(ボランティア)
処置内容:避妊手術、去勢手術、耳先のV字カット(さくら耳)、3種混合ワクチン、ノミ、ダニ駆除、駆虫(レボリューション)、負傷治療

11月17日オスメス総数累計
32545486

朝は校庭での朝礼からはじまります。

17日の朝から伊仙町の大久保町長が激励にいらしてくださいました
左:どうぶつ基金顧問山口獣医 中央:どうぶつ基金佐上理事長 右:伊仙町大久保町長

お忙しい中ありがとうございました。

続々と飼い猫を持ってこられる島の飼い主の方々

徳之島全世帯に配られた広報紙です。

徳之島の猫まるごと全部無料不妊手術(TNR)のご案内
受付は職員の方々が担当です。
飼い猫には環境省から提供されたマイクロチップが埋め込まれます(希望者のみ)

島で捕獲されたノラ猫たち。

これ、じゃがいもの収穫ではなく、ゆっくり安全運転で猫を運んでおります

TNRはノラ猫を減らすための活動ですがコストや量を重視しすぎて
一頭一頭への配慮を失ってしまわないように、
人間のためだけの活動になってしまわないように、
なるべく猫に負担がかからないように、
むしろ手術後に、より健康で元気になってくれるようにと、どうぶつ基金では考えています。

だからどうぶつ基金では、安定剤や麻酔をして不妊手術をするだけでなく
飼い猫もノラ猫も、全頭にワクチン、抗生剤、ノミ・ダニ・回虫駆除を施します。

どうぶつ基金で手術する猫は基本的にノラ猫のため、
「では3日後にまた、傷口を見せに来てくださいね」なんてことはできません。

そのため、手術の切り傷も最小限1㎝~2㎝の幅で行える獣医師にお願いし、抜糸の必要がない溶ける糸を使用しています。

今回は高校の理科室が手術室です。粛々と手術が行われます
南海日日新聞と奄美新聞が大きく取り上げてくださいました!

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「さくらみみは  愛され猫のしるし」

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