第6回徳之島ごとさくらねこTNR事業最終日

はじめての方へ
どうぶつ基金では、世界自然遺産登録への取り組みとしてアマミノクロウサギの絶滅を防ぐため鹿児島県徳之島で推定3,000頭の猫に無料不妊手術をおこなっています。ますはこちらをお読みください。

日付:1月26日
会場:伊仙町 旧民俗資料館
集合時間:8:30
手術開始時間:8:45
終了時間:18:00
執刀医(2名):山口獣医師長・稲葉獣医師
処置内容:避妊手術、去勢手術、耳先のV字カット(さくら耳)、3種混合ワクチン、ノミ・ダニ・回虫の駆除(レボリューション)、負傷治療

猫の手術実績

オスメス手術済小計累計第1回からの総数
1月26日 62 562120160   2136
最終日も続々と猫が運ばれてきます
6回目の出張手術なので、チームワークは抜群です。
手際よくケージの掃除をしているシルバーの方々

朝から110頭の不妊手術を終えたところで、お腹が異常に肥大したメス猫が運ばれてきました。
開腹してみると、通常直径3cmほどの腎臓が、野球ボール大に肥大していました。
水腎症だと思われます。摘出しなければ、死んでしまう病気です。 

山口獣医師長が子宮卵巣および肥大した腎臓の同時摘出手術を約40分で無事に終えました。
手術後の先生にインタビューをしました。 

下記の奄美新聞にも掲載されていますが、今回捕獲された猫の約半数が「さくらねこ」でした。
もし、さくら耳にしていなかったら、沢山の猫が誤って開腹されてしまっていました。
捕獲された時に「さくらねこ」だった場合はその場で、解放されます。
「さくら耳」は猫にとっても大切な印です。

手術の記録を撮っています
メス猫の避妊手術。卵巣、子宮の全摘出です。約5分で手術を終えました。手術跡は約1cmです
記録的大寒波の影響で気温が下がったため、役場の方が猫の保護部屋にストーブをいれてくれました

どうぶつ基金佐上理事長のコメント

南海日日新聞に掲載されました
奄美新聞に掲載されました

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