TNR地域集中プロジェクトとは?
TNRが必要な猫がいてTNRを行うボランティアの方も大勢いる。
だけど協力病院が不足していて、不妊手術の需要を満たすことができていない…
「病院さえあれば、もっとTNRを行うことができるのに…」
「どうぶつ基金として、何かできることはないか」
そんな想いから「TNR地域集中プロジェクト」は始まりました。
2021年度は、協働ボランティア数に対する協力病院の数、過去のチケット申請状況や配布状況などから検討し、以下の条件に当てはまる地域として、大阪・福岡・宮崎の3地域で試験的に開始。
- TNRが必要な猫が多い地域である
- 協働してTNRを行うボランティアは足りているが病院が不足している
3地域いずれも大きな成果をあげたことから、2022年度は実施地域の公募を実施。応募8地域のなかから審査・選考の結果、熊本県熊本市・福岡県みやま市・宮崎県宮崎市・大阪府八尾市の4地域で実施されました。
~TNR地域集中プロジェクト 詳細~
【プロジェクトの目的】
本プロジェクトは、猫の不妊手術による殺処分ゼロ実現を目的とする。
【事業内容】
どうぶつ基金は、次の事業を実施する。
(1)猫の不妊手術、ワクチン、ノミダニ除け薬
(2)上記に伴う獣医療
※「さくら耳カット」は不妊手術を行う際に必須とする。
※ 対象の猫が妊娠していた場合、堕胎は必須とする。
【費用について】
公益財団法人どうぶつ基金が自ら運営する非営利病院であるため、利用する行政やボランティアの費用負担は
発生しない。
~TNR地域集中プロジェクト 2年間の結果~
【2021年度 実績】
3地域合計:8,425頭
【2022年度 実績】
4地域合計:11,848頭