<速報>今年度3月末まで無料不妊手術を継続できることになりました!

先日、緊急でご支援のお願いをしたところ、多くの方々から心温まるご寄付をいただきました。

「寄付金が激減して資金不足が深刻な事態になっていると聞きました。
 このままでは1月でチケット配布が終了してしまうのでしょうか?」
 「2月、3月の無料不妊手術は実施できるでしょうか?」

というご質問を多くのボランティア様からいただいておりましたが、多くの方のご支援によって、2024年度は3月末まで無料不妊手術を継続できることになりましたので、まずはご報告をさせていただきます。
この度ご寄付をいただいた皆様のお気持ちは、全国でTNR活動に取り組む多くの行政、ボランティアの皆様にとって大きな希望となりました。ご支援に心より感謝を申し上げます。

しかしながら、継続寄付の増額や臨時のご寄付、新規の寄付申し込みを多くいただき赤字額を減らすことができたものの資金不足の解消には至らず、年度末まで途絶えることなく無料不妊手術を続けるため、遺言による遺贈金を使用させていただくことになりました。

残念ながら今も資金は危機的状況にあり、新年度は4月から来年3月まで、無料不妊手術を継続できる保証はありません。どうぶつ基金の活動が危機に瀕している状況をどうかご理解ください。

どうぶつ基金の活動は、多くの方の愛と支援によって支えられています。
私たちの使命は、命を救い、動物たちの未来をつくり出し、彼らに皆様お一人ひとりの愛を届けることです。

毎年1月から4月は野良猫の妊娠シーズンです。猫は約5頭の子猫を生み、生まれた子猫は生後4か月で交尾が可能になり、その2か月後には子猫を出産します。
環境省のHPによると、1頭のメス猫から3年後には2,000頭の子孫が増えるといわれています。

この季節に不妊手術を怠ると「生まれてすぐに殺される不幸な命」を増やす原因になり、私たちの目標である殺処分ゼロは遠のいてしまいます。無料不妊手術を止めるわけにはいかないのです。


寄付の現状

  • 2023年度(4月~10月)のご寄付:約3億円
  • 年間総額:約4億4300万円
  • 2024年度(4月~10月)のご寄付:約1億6300万円(激減)
  • 推計:本年度のご寄付総額は前年度比マイナス37%の約2億8000万円になる見込みです。この数字は、私たちの活動の存続に直結しています。

予算の内訳

  • 2024年度予算:約3億4000万円
  • 無料不妊手術、ワクチン、ノミダニ駆除など約53,000頭分の獣医療費:約2億9000万円

経費の節約

私たちは、できる限りの経費削減を行っています。
予算の82%以上が直接獣医療などに使われ、事務経費は最小限に抑えています。
どうぶつ基金の理事は給料ゼロです。また、出張手術などのホテル代や飛行機代は個人で負担しています。こうして節約をしていますが、この物価高には勝てません。私たちの心は、動物たちのために捧げられています。


さくらねこTNR」は命を救うために欠かせない活動です。
皆様からのご寄付が動物たちの未来を守る力になります。皆様の優しさが彼らの命を救います。

どうかこれからも私たちの活動を支えてください。
ご支援くださる皆様がいるからこそ、私たちは希望を持ち続けることができます。
皆様の彼らへの愛を、ぜひ私たちに託していただければと思います。

公益財団法人どうぶつ基金
理事長 佐上邦久

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