多摩市多頭飼育救済支援レポート(団体枠)⑤

申請No.5
申請日:2018年8月10日
申請/実施責任者:NPO法人キャットセイビア
場所:東京都多摩市
居住者: 当事者本人(58歳、女、生活保護)、配偶者(46歳、男、製造業)、息子(長男、19歳、男、無職)
居住環境:借家/アパート2LDK
生活保護の受給状況:受給している
多頭飼育現場の猫の総数:13頭(内1頭が不妊手術済み)
*成猫1頭は、虚弱なため不妊手術できず。
(完全室内飼いのため今回の手術でこれ以上増えることはないと判断。)
手術日:10月4日、9日、11日、15日
協力病院:モモ動物クリニック(神奈川県)
チケット発行数:11枚
手術実施枚数:11頭

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

  1. 8年前に猫を2頭飼い始めたのがきっかけ。
  2. 不妊手術をしないまま8年の間に出産を繰り返し現在13頭
  3. 生まれた子猫を捨てているという苦情や臭いの苦情が数年前からあった。
  4. 耐えかねた地域住民と大家さんの娘さんから相談を受け、当事者と住民と会った。
  5. 市民コミュニティ課に相談はしていたが何もしてくれなかった。
  6. 13頭の内11頭の手術をした。
  7. 2頭里親募集するも決まらなかった。手術をした猫は全頭当事者宅へ戻した。
    出産とマーキングもなくなり猫も落ち着いている。
  8. 今後は住居をきれいに清掃し近所に迷惑かけないようにすることを約束した。
手術日 オス メス 耳カットのみ
10月4日 0 1 0 1
10月9日 2 1 0 3
10月11日 2 2 0 4
10月15日 2 1 0 3
6 5 0 11

 

【現場写真(支援前)】
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【現場写真(支援後)】
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今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
・多頭飼育崩壊の猫を少なくできなかったこと。


どうぶつ基金スタッフコメント

現代の生活では、地域住民間のコミュニケーションも希薄になり、多頭飼育の発覚が遅くなることが増えているのが現状である。今回のケースも、近隣住民からの苦情がなかったらもっと頭数も増えていたと予想される。行政と民間が連携して協力体制を整え、多頭飼育者への迅速な対応が今後望まれる。


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現場 オス メス 性別不明 耳カットのみ 合計