大洗町多頭飼育救済支援レポート(行政枠)⑭

申請No.14
申請日:2018年11月20日
申請/実施責任者:大洗町生活環境課
場所:茨城県東茨城郡大洗町
居住者:当事者(42歳、会社員)
居住環境:持ち家/戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数:60頭
協力団体:県動物愛護推進員等
手術日:1月29日
チケット発行数:60枚
協力病院:いながき動物病院(土浦分院)
手術頭数:60頭

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

    1. 約10年前に猫を4頭保護し飼養を始める。
    2. 最初に保護、飼養していた猫が避妊去勢を行わなかった為に繁殖を続け手に負えない数となってしまう。(室内、外を自由に出入りしている)
    3. ボランティアによる当事者及び周辺への聞き取りや現地調査により発覚。
    4. 4〜5年前には崩壊状態となっていた。
    5. 猫の飼育状況が問題ないことと、すべての猫の不妊処置が完了したことから繁殖の恐れがないため当事者が全頭管理。また、当事者の親族も飼養に協力。
    6. 多頭崩壊後は、糞の処置等により劣悪な環境であったがボランティアの協力で改善が図られた。
    7. その環境を維持し、同じ場所に住み続ける予定。
手術日 オス メス 耳カットのみ
1月29日 37 23 0 60
37 23 0 60

【現場写真(支援前)】
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【現場写真(支援後)】
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今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
・基本的には問題はなく不妊処置を行えたが、実施場所の選定に時間を要した。


どうぶつ基金スタッフコメント

60頭にまで増えてしまった多頭飼育、どの多頭飼育崩壊現場でも共通して言えることは、飼い始めたときに不妊手術をしていなかったために頭数が増え崩壊に至っている。

今回のケースは、行政と民間、協力病院の連携が取れ、1日で全頭の手術が終了したことは大変評価できる。

今後は改善された飼養環境を維持し、健康に生活が送れるよう事後の見守りが重要になってくると考える。

併せて、動物を飼育する方へのガイドラインを確立し、適正飼育ができるよう啓蒙啓発活動の普及を願う。


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現場 オス メス 性別不明 耳カットのみ 合計