シェア希望 猫はヤンバルクイナを絶滅させる脅威ではありません。沖縄ヤンバルに反対意見を!

現在、沖縄県が沖縄ヤンバルで野良猫を全頭駆除して殺していくという計画に対する
意見(パブリックコメント)を募集しています。

計画を読んでみると、猫がヤンバルクイナなどの希少種を絶滅させることを
証明する数値的な根拠は皆無といってよいほど、いい加減でずさんな内容です。
https://www.pref.okinawa.jp/site/iken/r4/nekokeikaku.html

猫は奄美や徳之島、沖縄県に9世紀ごろ上陸したと考えられています。
マングースは1970年代に数十匹が奄美や沖縄に持ち込まれ瞬く間に数万匹に増えた
新米外来種ですから、生態系に異変を与えたと想像できますが、猫は違います。

ヤンバルクイナやアマミノクロウサギが絶滅の危機に瀕している原因は、
土地、道路開発や交通事故、あるいは学者がきちんと検証せずにハブ対策として
放ったマングースによる人災であって、猫が原因ではないと考えるのが妥当です。

イエネコの起源は地中海の東に浮かぶキプロス島です。約1万年前に島を出て、
何代にもわたる旅の終着点が沖縄や奄美、徳之島だったのでしょう。
そこで1000年も人と共に生き、すっかり生態系の中に組み込まれた彼らを
突然殺せとは、あまりに非科学的で非人道的です。
もし本当に 猫がヤンバルクイナやアマミノクロウサギを絶滅させる脅威の生き物なら
ヤンバルクイナやアマミノクロウサギは1000年前に絶滅していたはずです。

沖縄や奄美大島で猫の拙速な大量殺処分が行われれば国際社会の反発を招き、
地元自治体やどうぶつ基金などが進めてきた過去の努力が、完全に台無しになります。

どうぶつ基金事務局さま どうか沖縄やんばるの猫捕獲 殺処分計画に
反対のパブコメを送ってください。

「沖縄島北部における生態系保全等のためのネコ管理・共生行動計画(案)」
に対する意見の募集について/沖縄県
10月3日(月)~11月2日(水)17時までの期間です。

どうぶつ基金事務局さまからもこちらからパブリックコメントへの意見提出をお願いいたします。
この記事のシェアもお願いいたします。

公益財団法人どうぶつ基金
理事長 佐上邦久

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