群馬県太田市多頭飼育救済支援レポート(団体枠)③

申請No.3
申請日:2019年03月31日
申請/実施責任者:NPO法人群馬わんにゃんネットワーク
場所:群馬県太田市
居住者:当事者本人(40代、女)、甥(24才、男)、姪(23才、女)
居住環境:持ち家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数:113頭※うち4頭は手術済
手術日:04月23日~ 05月29日
協力病院:ふー動物病院群馬分院
チケット発行数:110枚
手術頭数:67頭(36頭はチケットを待たずに団体負担で手術済み、4頭は耳カット拒否により当事者負担で手術、他2匹は痙攣発作や下半身不随等の理由により未手術、生後2ヶ月で体重が400gしかなかった子猫3匹は群馬わんにゃんネットワークにて保護)

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

    1. 猫たちは、以前は前橋市内の市営住宅に家族5人と住んでいたが、本来猫を飼ってはいけない市営住宅であり、悪臭などの問題が発生し、市営住宅を強制退去となった。
    2. 猫約90匹と一緒に母親の実家である太田市の戸建てに転居後も出産を繰り返し増えていった。
    3. 姪が動物病院で病気の猫を受診していた際、待合室にいたボランティアが偶然話を聞いたところ、家に猫が100匹以上いると多頭飼育崩壊の事実が発覚。
    4. ボランティア数名で当該宅を訪問し、猫の避妊去勢と、子猫の里親探しを勧めたが、交渉が上手く行かず、相手に警戒心だけを持たせてしまう結果となる。
    5. その後、NPO法人群馬わんにゃんネットワークに太田市のボランティアより相談が入り、何度か訪問し、病気の猫の治療などを手伝った事によって、今回信頼をしてもらい、避妊去勢の大切さも理解していただく事が出来た。
    6. 最初かたくなに拒んでいた耳カットについても、理解していただけたので、群馬わんにゃんネットワークが中心となって行うこととなった。
    7. どうぶつ基金チケットで67頭手術完了。
    8. 他36頭はチケットを待たずに団体負担で手術、他4頭は耳カット拒否により当事者負担で手術、他2匹は痙攣発作や下半身不随等の理由により未手術。
    9. 生後2ヶ月で体重が400gしかなかった子猫3匹は群馬わんにゃんネットワークにて保護。
    10. 避妊去勢が済んだ子の中から全体の半分ほど、姉の住んでいる渋川市内のアパートに移動が完了している。
手術日 オス メス 耳カットのみ
04月23日 9 1 0 10
05月28日 38 0 0 38
05月29日 5 14 0 19
52 15 0 67

【現場写真(支援前)】
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【現場写真(支援後)】
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今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
・典型的なアニマルボーダーで、気持ちがコロコロ変わり、すぐに手術をしない方向に持って行こうとするため、説得に工夫が必要であった。
・またこれからも増やしてしまいそうなので、今の子が全頭避妊去勢が終わっても、地元の見守りが不可欠と思います。
・その点は地元の区長や警察に依頼済みだが、そういう部分で綺麗に終わったという実感があまり無い。


どうぶつ基金スタッフコメント
今回の多頭飼育崩壊では、アニマルホーダーという状況の中で、不妊手術実施にこぎつけたことは評価できる案件であった。このような事例もあることから、行政と民間団体の協働は重要であり、今後も当該者のケアを続けていくことが課題である。


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現場 オス メス 性別不明 耳カットのみ 合計
沖縄県国頭郡 7 14 0 0 21