宮城県宮城郡多頭飼育救済支援レポート(行政枠)②

申請No.2
申請日:2019年04月08日
申請/実施責任者:利府町 生活安全課 環境生活班
場所:宮城県宮城郡
居住者:当事者本人(68歳、女、無職)
居住環境:持ち家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給している
多頭飼育現場の猫の総数:50頭※うち4頭は手術済
手術日:05月07日~ 06月22日
協力病院:フォルテ動物病院
チケット発行数:40枚
手術頭数:37頭(40頭中3頭は手術済みであった)

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

    1. 4年前に一人暮らしの寂しさから、ノラの雌猫3匹を飼育し始めたのがきっかけ。
    2. 室内外の出入りを自由にさせていたため妊娠し、50匹まで増えた
    3. うち4頭は自身で不妊手術を済ませているが、46頭が未手術(手術不可の子猫が6匹)。
    4. 近隣住民からの苦情により多頭飼育崩壊の事実が発覚。
    5. 動物救護里親の会が中心となって行うこととなった。
    6. 手術できる37頭どうぶつ基金チケットで全頭手術(40頭中3頭は手術済みであった)。
手術日 オス メス 耳カットのみ
05月07日 3 0 0 3
05月08日 2 2 0 4
05月09日 0 5 0 5
05月10日 2 3 0 5
05月12日 0 2 0 2
05月13日 1 2 0 3
05月14日 2 0 0 2
05月15日 0 2 0 2
05月16日 1 0 0 1
05月18日 0 3 0 3
05月19日 0 1 0 1
05月22日 1 1 0 2
06月20日 1 2 0 3
06月22日 0 1 0 1
13 24 0 37

【現場写真(支援前)】
s_DSC_1269_2018_04_03.jpg

【現場写真(支援後)】
s_DSC_1269_2018_04_03.jpg

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
・猫の糞やごみ等が居宅内に散乱し、移動の際に支障があった。
・動物救護里親の会の協力により、清掃等が行われ、支障のない程度に回復した。
・当事者宅の対象となる猫については、全てチケット有効期限内に終了することができた。
・しかし、手術済である耳さきカットの猫に気づかず、捕獲後何度か病院に運搬することがあった。


どうぶつ基金スタッフコメント

今回のケースは、初めの数頭は自身で不妊手術を施しているが、猫の繁殖のスピードに追い付けず、崩壊に至ってしまったケースである。

また、中外自由飼いでの飼育の為、約4年という間に爆発的に頭数が増えてしまった。

今後猫を増やさないためにも、行政と民間の協力のもと、飼養環境を整え、これ以上猫を保護するなどして増やさないよう見守り、適正飼育の指導が必要と考える。


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現場 オス メス 性別不明 耳カットのみ 合計