飼養施設の広さ等に関する緊急アンケート集計結果発表
飼養施設の広さ等に関する緊急アンケートの集計結果を発表します。
中央環境審議会動物愛護部会の「関係者ヒアリング」で、犬猫適正飼養推進協議会(会長=石山恒・ペットフード協会会長)による飼養施設に関する自主規制の一部が発表されました。ケージ(寝床)の大きさについて「高さ=体高×1・3倍」「幅(短辺)=体高×1・1倍」とされています。寝床とは別に生活スペースを設置するとされていますが、生活スペースの広さや生活スペースでの1日あたりの最低滞在時間は設置せずとなっています。
つまり寝床と称した狭いケージに24時間閉じ込められていてもそれは数値規制の対象にはなりません。
社会通念上の常識から考えて、寝床は生活エリア内に設置されているべきです。よって、生活エリアと寝床を別々に考えることに疑問を感じますが、今回は、あえて比較のために生活エリアと寝床が別れた犬猫適正飼養推進協議会による自主規制案の数値の適正度についてアンケートを行い、798名の方からご回答いただきました。
寝床(ケージ)の広さ「高さ=体高×1・3倍」「幅(短辺)=体高×1・1倍」について
かなり狭いが76%でした。
寝床(ケージ)に閉じ込めている時間について
8時間以内が85%でした。
犬猫適正飼養推進協議会(会長=石山恒・ペットフード協会会長)による飼養施設に関する自主規制には時間の数値規制は設置されていません。
生活エリアの広さ(体高50cmの犬、一頭当たり)の数値規制
対象犬の体高50cmとしてご回答ください。
参考:ドイツの場合6平米(体高50cm)
犬猫適正飼養推進協議会(会長=石山恒・ペットフード協会会長)による飼養施設に関する自主規制には生活エリアの広さの数値規制は設置されていません。
82%が6平米以上必要と回答しました。
生活エリアでの1日あたりの最低滞在時間を数値規制について
犬猫適正飼養推進協議会(会長=石山恒・ペットフード協会会長)による飼養施設に関する自主規制には時間の数値規制は設置されていません。
76%が24時間いつでも寝床と生活エリアを出入りできるべきと回答しました。6%が最低滞在時間の設置は必要なし(24時間閉じ込めたままでも可)と回答しました。
⇑犬猫適正飼養推進協議会(会長=石山恒・ペットフード協会会長)による飼養施設に関する自主規制の一部