うれしいお知らせ!大阪市でノラ猫へのエサやり行為が正式に認められました。
大阪市では「ハト・カラスその他の動物に対する無責任な餌やり行為による生活環境の悪化を防止するための条例改正について(案)」にかかるパブリック・コメントを実施していました。
そこで、どうぶつ基金では、ノラ猫へのエサやりが禁止されることを危惧している皆様が簡単にパブリックコメントを提出できるように「パブリックコメント送付フォーム」を作成運営しました。
その結果、どうぶつ基金のフォームを利用して801名の方から意見が提出されました。
大阪市に送られた意見提出が1109名ですから、実に70%以上の皆様が、どうぶつ基金の運営するフォームを活用されたことになります。
大阪市に送られた1109名すべての意見提出の概要としては
(1)条例改正に賛成します(61件) (2)条例改正に反対します(1050件)
ということで、95%の方が条例改正に反対でした。
反対理由は、
①曖昧な表現では誤解が生まれるため明確な表現にしてほしい(餌やり行為自体を規制しないことを明記してほしい)
②猫へのエサやりを全面的に禁止する内容にしてはかえって猫による被害を拡大し、猫との幸せな共生を目指すボランティアや一般市民にも有害無益な条例になるから
というものでした。
これらの意見を踏まえて大阪市では12月14日から、「大阪市廃棄物の減量推進及び適正処理並びに生活環境の清潔保持に関する条例」を改正し、公共の場所の清潔の保持の観点から、ハト、カラスその他の動物へ餌を与えた後に清掃を行うこと等を義務付けることになりました。
この改正の重要なポイントは、「公共の場所の清潔を保持し、生活環境を守ることであり、動物への餌やりを規制するものではない」ということが明言されていることです。
今回の改正により、大阪のノラ猫たちは人と共生する市民権をあたえられました!
大阪市のボランティアさんはこれから白昼、正々堂々とエサやりを行ってください。
但し猫に後片付けはできません。
「食べ終わるまで見守って、後片付けして、また明日」を心がけることが大切です。
どうぶつ基金では、猫が嫌われないように 正しいエサやりを啓発するポスターを無料で配布しています。
飼い主のいない猫、すべてに不妊手術を施して、これ以上増えないようにする「さくらねこTNR」などの長期プログラムには「毎月」の継続したご支援が欠かせません。
また、多頭飼育崩壊への緊急対応など、いざというときにどうぶつ基金が迅速に活動できるのは、皆様より日ごろから継続的にいただくご支援があればこそ可能になります。
※さくらねこサポーターへすでにご参加いただいているにもかかわらず再度のご案内となりました場合は失礼をご容赦ください。
今、さくらねこサポーターにご参加いただいた方全員に、
・さくらねこカレンダー2020年版
・さくらねこクリアファイル(非売品)
・TNRマンガ冊子(非売品)
・活動報告書
を送らせていただきます。
この機会をお見逃しなく、よろしくお願い申し上げます。
救いの手を差し伸べるために、今を救う今回の寄付をお願いします。
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