茨城県日立市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)⑮
申請No.15
申請日:2019年10月24日
申請/実施責任者:茨城県日立市役所
場所:茨城県日立市
居住者:当事者本人(68歳、女、無職)、長女(44歳)、三女(23歳)、孫(16歳)
居住環境:借家/戸建て
生活保護受給の有無:受給している
多頭飼育現場の猫の総数:30頭
手術日: 11月5日、21日、30日
協力病院:いながき動物病院鹿嶋分院
チケット発行数:30枚
手術頭数:23頭(30頭と申請あるも捕獲時に手術総数23頭と発覚)
申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
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- およそ6年ほど前に知人から引き受けた猫を1頭飼い猫として飼い始めた。
- 2年ほど前から、野良猫に餌付けしたことをきっかけに当事者宅に多数の猫が出入りするようになり、その猫たちが繁殖行為を繰り返し今年の1月に頃には猫が20頭以上住みつくようになった。
- 生活保護受給者であるため担当ケースワーカーが家庭訪問した際に、猫が増えている状況を確認した。
- 訪問するたびに増える猫を確認していたため、県動物指導センターにも指導を依頼し、協力・対応してきたが改善は見られず、当事者のみでは適正に飼育管理できないことから申請に至る。
- 申請時30頭と報告あるも捕獲時に総数23頭と発覚
- 手術後、術後の猫をボランティア団体の方々が保護してくれたため猫はいなくなり、生活環境は改善された。
- 現在、里親はまだ見つかっていないがボランティア団体で保護し、里親が見つかるまで団体が面倒を見ていく。
- 飼育する猫がいなくなったため、今後同様の多頭飼育崩壊を起こさないよう指導していく予定である。
オス | メス | 耳カットのみ | 計 | |
7 | 16 | 0 | 23 | |
計 | 7 | 16 | 0 | 23 |
【現場写真(支援前)】
【現場写真(支援後)】
今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
・無事すべての猫の手術を終えることができ、生活環境の改善につながった。
どうぶつ基金スタッフコメント
茨城県日立市役所とボランティアの連携により、申請後すぐに手術を行う事が出来ました。
手術後の猫をボランティア団体の方々が保護してくれたため猫はいなくなり、当事者の生活環境は改善されましたが、保護したボランティアさんの苦労は計り知れないものがあります。行政のさらなる援助と介入が求められます。
現場 | オス | メス | 性別不明 | 耳カットのみ | 合計 |