どうぶつ基金病院開院式のご報告
やわらかな春風を頬に感じ、心華やぐ頃になりました。
どうぶつ基金では2022年度、熊本市、福岡県みやま市、
宮崎市、大阪府八尾市の4カ所で「どうぶつ基金病院」を運営し
約15000頭の無料不妊手術を実施予定です。
4月11日に熊本市動物愛護センター、
4月14日に福岡県みやま市のどうぶつ基金病院で、
開院式が執り行われました。
どうぶつ基金病院みやまで行われた開院式では、
みやま市の松嶋市長、熊本県南関町の佐藤町長、
熊本県南関町の中逸町長はじめ約40名のみなさまにご出席を賜りました。
ここに改めてお礼申し上げます。
公益社団法人日本獣医師会会長で福岡県議会議員の藏内勇夫先生から、
ご祝辞をいただきましたので、ここでご紹介させていただきます。
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どうぶつ基金病院みやま開院式祝辞
猫の殺処分ゼロを目指し、貴基金直営で無料不妊手術を行うという
大変意義深く素晴らしい活動である「どうぶつ基金病院(みやま)」の開院及び
「TNR地域集中プロジェクト2022」のスタートを祝しますとともに、
佐上邦久理事長はじめ公益財団法人どうぶつ基金の関係者
並びに支援者の皆様のご尽力に深く敬意を表します。
昨年度、全国3カ所(大阪、福岡、宮崎)で開始された本事業は、
コロナ禍という困難な状況の中で大きな成果を上げられ、
私の地元筑後市で一般社団法人リアンとの協働の下に開設された
「どうぶつ基金病院ふくおか」だけでも、今年1月までに年間目標の
2400頭を大きく上回る、3000頭近い手術を実施していただいたと伺っています。
また、今年度は、直営病院数を増やし、
このみやま市をはじめ全国4カ所で開設していただきます。
本プロジェクトは益々大きな成果を上げ、小さな、しかしかけがえのない命がさらに数多く、
確実に救われることになるわけでございます。
皆様と志を同じくし、殺処分ゼロを目指す者として、
心から御礼を申し上げる次第ですが、今後、手術後の猫の健康への配慮につきましても、
是非ご検討を願えれば大変有難く存じます。
さて、私は、今、人と動物の健康、そして環境の健全性は不可分であり、
一体的に守っていかなければならないという「ワンヘルス」の理念の実践を
私たちの社会の当然のあり様として根付かせる活動にライフワークとして取り組んでいます。
また、福岡県及び福岡県議会の皆さんにもこの活動への賛同を呼びかけ、
「福岡県ワンヘルス推進基本条例」を制定(令和2年12月)していただきました。
この条例が「ワンヘルス」の実現に向けた重要課題の一つとして求めるのが
「人と動物の共生社会づくり」であり、家畜やペット及び野生動物の別なく、全ての動物の
健康状態を同様に見守ることができる体制づくりです。
このため、福岡県は、この条例に基づく取組の拠点である「ワンヘルスセンター」と
動物全体の保健衛生の問題を一元的に担う、
「動物保健衛生所(仮称)」をみやま市に設置すると先日発表いたしました。
みやま市からワンヘルスの理念と実践が全国に広がるとともに、
TNRへの支援の輪も広く太く繋がってまいりますことを期待しています。
最後に、公益財団法人どうぶつ基金の更なるご発展と皆様の益々のご健勝、
ご多幸を祈念いたしまして、私のお祝いのメッセージとさせていただきます。
公益社団法人日本獣医師会会長
福岡県議会議員
藏内 勇夫
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熊本市動物愛護センター内に開院する「どうぶつ基金病院熊本」での開院式です。
当日は雨の予想でしたが、開院式の朝は快晴に恵まれ屋外で開院式が行われました。
熊本市健康福祉局保健衛生部の中元部長から祝辞をいただきました。
どうぶつ基金病院の山口統括院長と獣医師、
熊本市動物愛護センターの瀧本所長とセンターの獣医さんたちです。
これから一年よろしくお願いいたします。
当日は、多くのテレビや新聞の取材がありました。
一部を紹介させていただきます。
西日本新聞4月15日
有明新報4月15日(一面トップ記事)
毎日新聞4月15日
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\さくらねこサポーター募集/
毎月1222円からさくらねこTNR無料不妊手術を応援
https://www.doubutukikin.or.jp/contribution3/#form
\ボランティア獣医師募集/
TNR地域集中プロジェクトへのご協力&ご参加
https://business.form-mailer.jp/lp/02a3269938627