59_山梨県甲斐市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)※同案件2回目
申請No.59
申請日:2021年11月18日
申請/実施責任者:甲斐市 環境課
場所:山梨県甲斐市
居住者:当事者本人(57歳、女)、母(86歳、母、現在はショートステイに入所の為不在)
居住環境:持ち家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数:32頭
手術日:2022年1月6日、20日
協力病院:ふー動物病院 山梨分院
チケット発行数:7枚(手術済みの猫を除く7頭分を申請)
手術頭数:4頭(1頭は行方不明、2頭は当事者負担で手術済み)
協働ボランティア:個人ボランティア
申請から不妊手術完了までの経緯(行政報告書より)
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- 1回目の申請後に生まれた子猫8頭のうち2頭が譲渡され、残る子猫6頭と1回目に未捕獲となった成猫1頭、計7頭の申請である。
※甲斐市1回目レポートはこちら。 - 7枚の申請だったが、申請後に1頭が行方不明となり、2頭は当事者の費用負担で手術済み。チケットによる手術は4頭となった。
- 今回で行方不明の猫を除く全頭が手術済みとなった。20頭はそのまま当事者宅に残り、残る猫はボランティアへ保護または譲渡済みである。
- 前回の支援後から衛生面は保たれており、猫たちはケージから出て室内で自由に過ごしている。運動スペースも確保できており、ストレスは少ないと思われる。
手術日 オス メス 耳カットのみ 計 1月6日 1 2 0 3 1月20日 0 1 0 1 計 1 3 0 4 今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(行政報告書より)
前回の申請時に捕獲できなかった母猫を捕獲することができ、全ての猫を全頭手術することができた。残った猫たちも、ボランティアの尽力により少しずつ新しい里親へ譲渡が進んでいる。
猫たちの譲渡が進んだことで残る猫たちへの世話が行き届き、当事者も落ち着いた生活が送れている。新しい猫が来た場合は、行政と当事者とボランティアが協力をして対応していきたい。
どうぶつ基金スタッフコメント
チケットに頼ることなくできる範囲で不妊手術を進めるなど、当事者の解決に向けた意思を感じることができました。現場の猫は全頭手術済みとなり、20頭については当事者が飼育を継続します。猫たちのお世話も行き届くようになっているとのこと、今後もさらに譲渡が進み、1日も早く穏やかな暮らしに戻ることができるよう願っています。
これまで粘り強く取り組んでこられた甲斐市環境課の皆様、そしてボランティアの方もホッとしておられることと思います。行方不明の猫が戻ったり、新たな猫の流入も考えられますが、一度、協力体制ができれば即座の対応も難しいことではありません。とても良い形で完了したケースではないでしょうか。
- 1回目の申請後に生まれた子猫8頭のうち2頭が譲渡され、残る子猫6頭と1回目に未捕獲となった成猫1頭、計7頭の申請である。