80_山梨県甲斐市多頭飼育救済支援レポート(行政枠) ※同案件2回目
申請No.80
申請日:2022年2月7日
申請/実施責任者:甲斐市 環境課
場所:山梨県甲斐市
居住者:当事者本人(女、62歳、無職)夫(男、60歳、建築業)息子(男、36歳、無職)
居住環境:持ち家/戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数:14頭(うち10頭は手術済み。2頭は幼齢のため手術対象外)
手術日:2022年月日、月日
協力病院:ふー動物病院山梨分院
チケット発行数:2枚
手術頭数:頭
協働ボランティア名:個人ボランティア
申請から不妊手術完了までの経緯(行政報告書より)
- 2021年11月・12月に1回目の支援が行われ、当時の猫の総数16頭のうち8頭が1回目の支援で手術済みとなった。残り8頭の内訳は、1回目の支援前に死亡した猫が2頭、当事者負担で不妊手術を行った猫が2頭、体調不良と幼齢のため未手術となった猫が4頭である。
※甲斐市1回目レポートはこちら。 - 未手術4頭のうち、2頭は幼齢の子猫であるため手術対象外。体調が回復した2頭の手術を実施するため2回目の申請を行った。
- 1頭は不妊手術を受けることができたが、残念ながら、もう1頭は手術前に再度の体調不良により亡くなってしまった。
- まだ未手術で残っている子猫2頭については、手術可能な状態になり次第、当事者もしくはボランティア負担にて手術予定である。
- 1回目の支援後から、こまめにトイレやケージの清掃が行われている。
- 2回の支援をもって全頭が手術済みとなったため、室内外を自由に出入りできるようになって猫のストレスが減った。
- 今後も当事者と猫は同じ場所に住み続ける。
手術日 | オス | メス | 耳カットのみ | 計 |
3月17日 | 0 | 1 | 0 | 1 |
計 | 0 | 1 | 0 | 1 |
今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(行政報告書より)
今回の手術予定の猫は2頭だったが、1頭が体調不良により亡くなってしまった。手術予定日までの体調管理について、もう少し踏み込んだ指導をしておく必要があった。
どうぶつ基金スタッフコメント
1回目の支援と合わせて、体調不良が回復せずに亡くなった猫は最終的に3頭となりました。多頭飼育崩壊の現場では、1頭1頭に餌が十分に行き届かず、また不衛生な環境であることが多く、栄養不足や感染症等によって手術に耐えらえるだけの体力がない子は少なくありません。とても残念です。
現在はトイレやケージの清掃もこまめに行われており、猫も室内外を行き来できるようになってストレスも軽減されているようです。残すは子猫2頭のみ。決して元の状態に戻ることのないよう、行政やボランティアの方には最後の1頭が手術を終えるまでしっかり見届けていただきたいです。