離島一斉TNRに関する実態調査のご報告~さくらねこの島のその後~
こんにちは、どうぶつ基金事務局です。
年があけても寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
来週には今季最強の寒波がやってくると言われています。
人も動物も自然に対しては成す術もありません。
寒波への備えを呼びかける伝えるニュースを見ながら、
大雪が予想される地域のさくらねこたちは大丈夫だろうか…
と思わずにはいられません。
早く暖かい春がやってくることを願うばかりです。
さて、今回の「さくらねこ便り」は、これまでどうぶつ基金が行ってきた
離島での一斉TNRの事後調査のご報告をお届けします。
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どうぶつ基金では、2014年12月~2021年11月までに
10島で計16回 の一斉TNRを行っています。
【一斉TNRを実施した島】
一斉TNR後の変化や状況を調べるため、2022年7月、上記の10島に対して
アンケートを実施いたしました。
なお、一覧で赤字になっている徳之島からは
「当時のことが分かる者がおらず回答困難」として
アンケートにお答えいただくことはできませんでした。
2,000頭を超える無料不妊手術を行ってきた実績がありながら、
記録も残しておらず、事後調査も行っていないとは
杜撰な管理体制と言わざるをえません。
※2021年度_十島村(平島)での一斉TNRの様子
アンケートでは、猫の頭数の推移や島民と猫の関係性の変化、
島民が一斉TNRの効果を実感できているか等を訪ねています。
今回の事後調査から、一斉TNRによって猫の数は間違いなく減少しており、
島民にもその実感があること、鳴き声や糞尿被害が軽減し
苦情も減っていることが分かります。
島民と猫が穏やかに共生するためにTNRは非常に有効であり、
殺処分という安易で時代遅れな方法に頼らない解決が可能であることを
証明していると言えます。
「さくらねこの島」のその後について、ぜひ実態調査全文をご一読ください!
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先日、ちきゅう部で
動物愛護とTNRの客観的データが伝わっていないがために発生している言動について
というメルマガを配信しました。
(メルマガの内容はこちらからご確認いただけます)
上記の記事にもあるように、
「殺処分ゼロは無責任」
「安楽死はまだ必要」
「TNRは失敗している」
という言動が近頃散見されますが、果たして本当にそうでしょうか?
「さくらねこTNR(TNR先行型地域猫活動)」を
推進しているどうぶつ基金としては、自らの言動に責任と根拠と自信を持って、
こういった意見に相対していきたいと思います。
これからもご理解、ご支援いただいている皆様とともに。
目指せ、殺処分ゼロ!
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飼い主のいない猫すべてに不妊手術を施して、
これ以上増えないようにする『さくらねこTNR』などの
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