34_鹿児島県南さつま市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)

申請No.34
申請日:2024年10月7日
申請/実施責任者:南さつま市 市民環境課
場所:鹿児島県南さつま市
居住者:当事者本人(75歳、女、無職)
居住環境:持ち家/一戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数(うち子猫の頭数):29頭(4頭)(当初27頭であったが、出産等により29頭となった)
手術日:10月27日、28日、29日、30日、11月1日、6日、12月14日
協力病院:くすのき動物病院
チケット発行数:27枚
手術頭数:25頭(当初申請した27頭のうち2頭が近隣住民の飼い猫であったため除外)
協働ボランティア:加世田の猫を守る会

申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)

  1. 3年ほど前に野良猫5頭を保護し、自宅で飼っていた。
  2. 自宅で飼っていた5頭に餌をあげているうちに他の野良猫も集まり、そこから繁殖して増えていった。
  3. 近隣住民や近隣にある保育園から、猫が敷地内に居座ったり糞が放置されていることについて相談があり発覚。
  4. 室内飼育と猫用のトイレを整備すること、餌は外に放置せず食べ終わるまで見守り、食べ終わったら片付けるよう指導。
  5. 不妊手術を行うようにも指導したが、当事者が手術費用を全額負担することは難しい状況にあった。また、周辺住民からの相談もあり、猫と当事者および周辺住民の生活環境の改善のためにも早急な対応が必要との判断から申請に至った。
  6. 当初、子猫4頭を含む27頭分を申請していたが、そのうち2頭は近隣住民の飼い猫であったことが判明。手術が必要な猫は子猫4頭を含む25頭となり、支援中に新たに子猫が4頭生まれたことから現場の猫の総数は29頭となった。
  7. 手術対象の25頭は全頭、チケットによって手術済み。支援中に生まれた子猫4頭はボランティアが保護し、譲渡先等で不妊手術を行う予定である。
  8. 手術済みとなった25頭は当事者とともにこのまま同じ場所に住み続ける。
  9. トイレを設置している倉庫内は整理整頓され、トイレの数も増えて定期的に清掃している。餌も時間を決めて与え、食後の片付けも行われるようになった。手術前からかかっていた病気が完治していない猫もいるが、当事者にて治療を行っていく。
手術日オスメス耳カットのみ
10月27日3306
10月28日2204
10月29日3104
10月30日2204
11月1日2204
11月6日1102
12月14日1001
1411025

【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
本市で初めて多頭飼育崩壊救済支援を行うことができた事案になりました。当初、保健所と市と合同で数回現場を訪問して指導を行いましたが聞き入れてもらえず、ボランティアから当事者への声掛けによって、今回、不妊手術を受けてもらうことができました。 
当事者には、餌の片づけや適切な糞尿の処理の指導等、今後も継続的に見守りを続けていく必要があると思います。


どうぶつ基金スタッフコメント
支援中に子猫が4頭生まれましたが、ボランティアに保護されました。今後は譲渡先を探し、適時に不妊手術も行われる予定です。残る25頭については今回の支援で全頭手術済みとなりましたが、気になるのは近隣住民の飼い猫2頭です。未手術で室外に出しているのであれば、こちらにも働きかけが必要です。
野良猫ばかりが繁殖の根源と思われがちですが、未手術で室外に出る飼い猫も飼い主のいない猫が増える大きな要因の一つとなっています。行政の報告には当事者への指導と見守りを継続する重要性について記載されていますが、それにくわえて、近隣の猫の飼い主に対する啓発活動にも力を入れていただきたいと思います。


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