35_鹿児島県鹿屋市多頭飼育救済支援レポート(行政枠)
申請No.35
申請日:2024年10月15日
申請/実施責任者:鹿屋市 生活環境課
場所:鹿児島県鹿屋市
居住者:当事者本人(52歳、男、会社員)配偶者(64歳、無職)
居住環境:貸家/戸建て
生活保護の受給状況:受給していない
多頭飼育現場の猫の総数(うち子猫の頭数):18頭(4頭)
手術日:11月7日
協力病院:ル・オーナペットクリニック
チケット発行数:18枚
手術頭数:18頭
協働ボランティア:個人ボランティア
申請から不妊手術完了までの経緯(報告書より)
- 2024年4月に野良猫を2頭を保護した。
- 保護した野良猫に餌をやり始めたが、室外で餌を与えていたため他の野良猫が集まって繁殖し、あっという間に頭数が増えてしまった。
- 近隣住民より「近所に野良猫をたくさん飼っている人がいる。これ以上増えないよう手術を受けさせられないか」と市に相談が寄せられ発覚。トイレを設置することや、決まった時間に餌をやって食べ残しは回収することを当事者に指導した。
- これ以上の繁殖しないよう不妊手術も検討したが、当事者は病気がちで経済的に厳しく、急激に増えた頭数分の手術費用の負担が難しいことから申請を決定。
- 18頭すべてチケットによって手術済みとなり、今後も当事者が飼養を継続する。
- もともと飼養環境は悪くなかったが、支援に伴ってトイレを設置したことで臭い等が改善された。
- 基本的に室外におり、庭は広く運動スペースに問題はない。手術済みとなったことで発情がなくなり、猫が穏やかになった。
手術日 | オス | メス | 耳カットのみ | 計 |
---|---|---|---|---|
11月7日 | 7 | 11 | 0 | 18 |
計 | 7 | 11 | 0 | 18 |
【現場写真(支援前)】

【現場写真(支援後)】

今回の取り組みを振り返り、改善すべき点や今後の配慮事項(報告書より)
チケット発行後、速やかに手術することができたのは良かった。
ただ、その後は当事者の体調問題があり、トイレ設置等、猫の居住スペース改善に時間がかかってしまったのは反省点である。
どうぶつ基金スタッフコメント
当事者が自身の飼い猫であると認識している18頭については、ひとまず今回の支援で全頭手術済みとなりました。本件の猫は室外に出ていることが多く、運動スペースの問題はなさそうです。発覚の経緯が近隣住民からの情報提供であることをふまえ、当事者は周囲の理解があるなかで猫たちが暮らせるよう、その責任を果たしてほしいと思います。
また、猫を飼い始めたきっかけや頭数が増えた経緯を考えれば、当事者が新たに猫を保護する等も考えられます。今回の支援が無駄にならないよう、行政には、定期的に訪問するなどして猫の頭数や飼養環境をご確認いただく、近隣の野良猫のTNRを進めるといった対策を実施いただくことを強く望みます。