プレスリリース:奄美大島に猫の無料不妊手術専門病院を8月15日オープン!

奄美大島に猫の無料不妊手術専門病院を8月15日オープン! ボランティアを募集  公益財団法人どうぶつ基金が運営。

8月15日9時 記者会見

世界遺産を目指す奄美大島で、ノネコ発生源であるノラ猫1万頭の不妊手術を目指します。記者会見を8月15日9時から行います。取材をお願いいたします。

奄美大島では、7月17日から環境省と地元行政がノネコ3000頭を駆除する計画を開始しました。全国で猫や犬の殺処分ゼロを目指しこれまでに約70,000頭の無料不妊手術を行った公益財団法人「どうぶつ基金」では、奄美大島で殺処分ゼロを目指した無料不妊手術病院を8月15日にオープンします。ノネコの発生源と言われるノラ猫1万頭すべてに不妊手術、ワクチン、ノミ駆除を行う事によって、ノネコの発生源を断ち、捕獲、殺処分ゼロを目指します。

●あまみのさくらねこ病院オープン
アマミノクロウサギなどの希少動物を捕食しているという理由で、環境省が7月17日から県や地元5市町村と作った「ノネコ管理計画」に基づいてノネコの捕獲を始めました。同計画によると駆除数は1年間に約300頭、10年で3000頭。1週間以内に譲渡先が決まらなければ殺処分されます。(譲渡希望者は「納税証明書、所得証明書、家の見取り図、身分証明書等の提出が義務付けられています。)
ノネコの生息数は600頭から1000頭なのに、駆除、殺処分する猫の数は3000頭と発表。環境省によると人の生活圏に棲む1万頭といわれるノラ猫が森に入ってノネコになり繁殖し増加するその合計が10年で3000頭ということです。
しかしノネコの発生源である1万頭のノラ猫の不妊手術(TNR)をして繁殖を止めなければ殺処分は未来永劫に続くことになります。つまり徹底したTNRを短期間にすれば、殺処分も大幅に減らすことができるのです。
「ノネコ管理計画」によると地元5市町村も今年度790頭のTNRを予定していますが、ノラ猫の8%に不妊手術をしても猫の数は減りません。そこでどうぶつ基金では少しでも役立ちたいという思いから、不妊手術、ワクチン、ノミダニ駆除を無料で行うボランティア病院「あまみのさくらねこ病院」をオープンします。
あまみのさくらねこ病院
取材、お問合せ 0797-57-1215(どうぶつ基金 さがみ) contact@doubutukikin.or.jp.doubutukikin.conohawing.com
住所:鹿児島県奄美市名瀬港町24-25

★さくらねこ無料不妊手術のためのご寄付のお願い
https://www.kifukara.jp/form/doubutukikin/monthly/
★奄美ボランティア申請フォーム
https://business.form-mailer.jp/fms/84a0f18691043

●『世界遺産を口実に、奄美や沖縄の猫を安易に殺処分しないでください!』
署名のURLはこちら → 
https://goo.gl/zfDwXz

●ノネコ殺処分・安楽死計画の根拠は科学的ではない。沖縄、奄美大島。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000021001.html

●ノネコの駆除をしなくてもクロウサギは急増しているという真実。
★外来生物マングース防除が、外来種クマネズミではなく在来ネズミ類の回復に寄与したことが明らかに
独立行政法人 国立環境研究所
https://www.nies.go.jp/whatsnew/2013/20131106/20131106.html

★天然記念物アマミノクロウサギ、天敵駆除(マングース)で増える 日経新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2900W_Z21C12A2CR8000/

今まで猫の駆除など全く行わなかったにもかかわらず、マングース退治が進んだためこの10年ほどの間にクロウサギの数は急増しているのです。(※環境省発表ノネコ管理計画) 猫は数十年前に島に30頭放たれて瞬く間に数万頭に増えたマングースとは全く違います。おそくとも19世紀から島に棲み(南方雑話)、クロウサギやネズミ、昆虫、ハブなどとともに生態系を形成し食物連鎖の中に組み込まれて生きてきました。もし猫が原因なら百数十年前にクロウサギが絶滅したはずです。

※以下、毎日新聞 養老孟司・評 外来種は本当に悪者か?=フレッド・ピアス著 より引用

「よく考えずに、こうだと決めてしまっている。世間で論じられていることには、あんがいそれが多いのではないか。本書の主題である外来種問題も、その一つであろう。よそ者は生態系の純粋さを乱す悪者だ。おかげで地元の可憐(かれん)な生きものがいなくなる。それが一般の印象ではないだろうか、、、、
総論としていえば、外来種はいずれは地元の生態系に取り込まれる。さもなければ、まったく滅びてしまう。あえて外来種を駆除しようという試みはたえずなされるが、ほとんど不可能に近い。時にはまったくのムダ、要するに費用対効果が釣り合わない。著者の挙げる例を読んでいただけば、それに納得がいくであろう。
引用ここまで

どうぶつ基金
理事長 佐上邦久

あまみのさくらねこ病院
取材、お問合せ 0797-57-1215(さがみ)
病院住所:鹿児島県奄美市名瀬港町24-25

公益財団法人どうぶつ基金
事務局住所:兵庫県芦屋市奥池南町71-7

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