環境省ノネコ駆除、アマミノクロウサギなど野生種155匹を誤捕獲

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「世界遺産を口実に、奄美や沖縄の猫を安易に殺処分しないでください!」

生態系に悪影響!環境省の奄美ネコ駆除、アマミノクロウサギ、ケナガネズミなど野生種155匹を誤捕獲

奄美大島ねこ対策協議会からノネコ譲渡認定者有志への回答書によると、環境省がネコ捕獲のために奄美山中に仕掛けた猫捕獲器にアマミノクロウサギやケナガネズミ、ルリカケスなどの奄美大島固有種、希少種、野生種など155匹が誤まって捕獲されていました。
また飼い猫2頭さくらねこ6頭も駆除されていました。
捕獲のための誘導エサには、猫に下痢や嘔吐がおこり危険といわれるスルメなどの人工物が使用され、希少種を含む野生種にも食されていた可能性があり生態系への悪影響が危惧されています。
ノネコ駆除を行わずにクロウサギが12年間で約10倍に激増していた奄美大島で、環境省が設置した3000頭ノネコ駆除のための捕獲機は、奄美大島固有種、希少種、野生種を捕獲して、生態系に悪影響を与えていました。
この残酷で無意味なノネコ駆除、殺処分は血税5億を使い今後10年続く予定です。
※猫の駆除無しでアマミノクロウサギは2003年から2015年の12年間で約10倍に増えています。(朝日新聞への環境省の公開文書より)猫がアマミノクロウサギの絶滅の脅威ではないことは明証されています。
(ここまでの文責 公益財団法人どうぶつ基金)
以下、回答文を公開します。

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令和1年5月24日
譲渡認定者有志様
NPO法人ゴールゼロ様
NPO法人動物たちを守る会ケルビム様
他 団体代表者様

奄美大島ねこ対策協議会
会長 平田 博行

回答書

平成31年2月1日に受け付けた公開質問状について下記の通り回答します。

【質問1】

ノネコの捕獲状況の確認

1、捕獲開始からこれまでにノネコとして捕獲された猫の数(期間も示してください)
2、首輪またはマイクロチップ等の装着により飼い猫である可能性があり公示した猫の数
3、耳カットがある等、不妊手術済みで、一度は人の手が加えられたことが明らかな猫が捕獲された数
4、譲渡認定団体に引き取られた後の定期報告の中で、譲渡可能との報告がある猫の数と譲渡不適との報告がある猫の数
5、新たな飼い主に正式譲渡された猫の数

【回答】
1、捕獲ネコの頭数        47匹(2019.4末時点)
2、飼い猫と思われるネコの頭数  2匹(内公示頭数は1匹)
3、耳カットされたネコの頭数   6匹(2019. 4末時点)
4、現在まで、譲渡団体からの報告書にはそのような譲渡可能、不適などの記載はされておりませんので、協議会としては把握しておりません。
5、新たな飼い主へ正式に譲渡された猫の頭数   9匹(2019. 4末時点)


【質問2】

かごわなによる猫以外の動物等の捕獲状況の確認
1、ノネコ以外の動物の捕獲の有無
2、あれば、動物種・数・捕獲後の措置

【回答】
ノネコ以外の動物が捕獲される場合もあります。在来種が捕獲された場合は健康状態を確認した上で、速やかに放逐することとしています。2019年3月末時点で、

アマミノクロウサギ4頭、ケナガネズミ3頭、ルリカケス1羽、ハシブトガラス147羽

の在来種が混獲されています。


【質問3】

かごわなによる捕獲方法について
1、かごわなへのおとりはキャットフード等の餌を入れて捕獲しているか
2、入れていれば、人工的な(自然界にない)餌付けにより、生態系への悪影響は考えられないかについての見解
3、入れていない場合にはどのような工夫で捕獲を行っているのか

【回答】
現在は、キャットフードを中心に煮干しやスルメなどを使用しており、状況をみながら検討・変更を行っているところです。
捕獲のために限定的に誘引餌を使用しているため、生態系への悪影響はほとんどないと考えています。


【質問4】

『ノネコの飼い方が難しい』とする根拠について

1、『ノネコの飼い方が難しい』と明言する根拠となった知見、有識者の飼育経験、研究発表等奄美大島ねこ対策協議会は、『ノネコの飼い方は難しい』と断言(第3・4・8号様式)
していますが、我々が引き取った猫はいずれも数週間で人なれし、安心できる譲渡猫ばかりです。なぜこのような表現が用いられているのか、飼い方が難しいとはどのような点についてなのか、またどのような根拠により明言しているのか、お示しください。

【回答】
捕獲ネコは、協議会で馴化を行っていません。また、ノネコは自然の中で生息していることから、どのような病気を持っているか分かっていないため、飼育に気を遣わなければいけないことが想定されます。譲渡希望者には、このようなことを理解していただいた上で譲渡を進めております。

NPOゴールゼロ代表斎藤獣医

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