理念
いきものが自由でしあわせ
どうぶつ基金のシンボルマークには、 さまざまな動物が、 まるい地球の中で、 人や自然と自由に幸せに共生することができる世の中を目指す、 という想いが込められています。
ヒトの身近にいる猫や犬、牛や鶏などの産業動物、そして生息環境をどんどん奪われる野生動物たち-。私たちは今後どのように彼らと共生していくのか。どうぶつ基金は、その答えを求めて今後も歩みを止めることなく活動してまいります。
概要
団体名称
公益財団法人どうぶつ基金
設立
昭和63年6月21日(1988年6月21日)
所在地
〒659-0004 兵庫県芦屋市奥池南町71-7
事業概要
当法人は、動物の適正な飼育法の指導・動物愛護思想の普及等を行い、環境衛生の向上と思いやりのある地域社会の建設に寄与することを目的とする。
事業内容
- 犬や猫の不妊手術奨励事業【定款第4条第1号、第2号、第3号及び第4号】
- 動物愛護思想の普及啓発事業【定款第4条第1号から第5号】
代表挨拶
苦境にある時こそ小さな命を大切に
声なき弱者の代弁者でありたい
日頃よりどうぶつ基金の活動をご支援いただき、誠にありがとうございます。
どうぶつ基金は、多くの方々の温かいご厚意と貴重な寄付に支えられ、これまでに36万頭を超える猫たちに無料不妊手術(TNR)を行ってきました。そのおかげで、設立当初に約33万頭だった猫の殺処分数は、2022年には約1万頭にまで減少しました。
これは、殺処分される犬や猫をゼロにしたい、彼らの命を奪うことなく共に生きる道を模索したいという高い志を共有してくださる自治体、ボランティア、獣医師、そして、心優しい皆様のご支援があってこそ成し遂げることができたのです。
日本は、長い間、殺処分という方法で野良犬や野良猫の問題を解決しようとしてきました。しかし、今の状況をご覧になってください。 想像を絶するほど多くの犬猫たちの命が失われてもなお、問題は解決に至っていません。これは、殺処分という手段がいかに短絡的で無益なものであるかを示しています。。
動物愛護の意識が高まる中、日本の犬や猫を取り巻く環境は少しずつ変わりつつありますが、日本社会は動物愛護においてまだ最低限のラインにも達していません。それどころか、社会情勢の悪化がより一層の厳しさをもたらしているようにも感じます。
生きることを許されず、命を奪われた犬や猫たち、そして今この瞬間にも命の危機に瀕している犬や猫たち。どうぶつ基金は、いついかなる時も彼らの味方であり続け、代弁者としてさまざまな問題に対して臆することなく大きな声を上げ続けます。
また、私たち人間の生活を支えてくれている牛や鶏などの産業動物や、生息環境をどんどん奪われている野生動物たちの問題についても、どうぶつ基金独自の視点から見つめ直し、彼らとどのように共存していくのか、そのヒントとなる情報を発信していきたいと考えています。
これからのどうぶつ基金の新たな展開にもぜひご注目ください。
いつも、人の活動や身勝手な行動によるしわ寄せを受けるのは、何の罪もない動物たちです。そのような理不尽なことは、一日でも早く終わりにしなければいけません。
その想いを胸に、どうぶつ基金は今後も歩みを止めることなく活動を続けてまいります。引き続き皆様の温かいご支援を賜り、声なき彼らの命を救うために、共に歩んでいただければ幸いです。
公益財団法人どうぶつ基金
理事長 佐上邦久