発情期の鳴き声や糞尿の臭い、マナーを守らない餌やりによる不衛生な環境、多頭飼育崩壊など、地域の猫問題に対する解決策が見いだせず、頭を抱える自治体は少なくありません。飼い主のいない猫や多頭飼育崩壊など、地域の猫問題でお困りの自治体の方は、ぜひ「さくらねこ無料不妊手術事業」への参加をご検討ください。
現在、全国で約514の自治体(2024年9月現在)がこの事業に参加し、どうぶつ基金と協働して地域の猫問題を解決すべく奮闘されています。
「さくらねこ無料不妊手術事業」に参加している自治体一覧はこちら
さくらねこ無料不妊手術事業 「行政枠」 について
どうぶつ基金の協働行政としてご登録いただくと、「さくらねこ無料不妊手術チケット(以下、チケット)」が申請できるようになります。協働行政は、どうぶつ基金が発行したチケットを管内の市民ボランティアの方に再分配することができます。
行政枠への参加を希望する場合、以下をよくお読みいただきご登録ください。
行政枠登録対象者
- 地方公共団体
- 地方公共団体が運営している施設(公園等)の管理を委託されている方(指定管理者)
行政枠のチケットについて
1カ月有効(申請月の翌月1カ月間有効)。申請枚数の制限なし。
申請内容を審査のうえ枚数を決定して配布します。ノミ除けとワクチンが無料です。
代表責任者の判断により活動を認めた市民ボランティア等に分配可能です。
ホームページ(ブログ、FacebookなどSNSも可)を持たない団体の登録は不可能です。作成後登録してください。
行政枠のチケットについて
登録にあたっては、以下の同意事項をよくお読みください。
行政枠同意事項(PDF)
※2021年2月22日更新
必要書類について
代表責任者の捺印済みの申請書PDFを登録フォームに添付して下さい。
行政枠協働登録申請書(Word)
※2022年7月15日更新。最新版をご使用ください。
行政枠の登録から申請、実施、報告までの流れ
❶ この事業をよく理解する
チケットとは、全国の協力病院で使用できる無料不妊手術チケットです。
どうぶつ基金では、さまざまな形で行政と協働してさくらねこ無料不妊手術を行っています。 どうぶつ基金から受け取ったチケットを調整して市民ボランティアに分配をしていただくという簡易な形から、猫の捕獲・出張手術・リリース後の管理まで含めて協働するなど、それぞれの地域にあったオリジナルプランを作成して実施しています。 協働行政および行政と協働するボランティアは、自身の運営するウェブサイト、SNS等に本事業の活動について掲載し、手術費用やワクチン、ノミ除けなどの獣医療が全てどうぶつ基金の費用負担によって支払われていることを明記する義務を負います。
❷ さくらねこ無料不妊手術事業に新規登録をする
登録後、マイページからチケットが申請できるようになります。
代表責任者の捺印済みの申請書PDFを登録フォームに添付して下さい。
行政枠協働登録申請書(Word)
2022年7月15日更新。上記最新版をご使用ください。
行政枠で申請の方は上記申請書の提出は必須となります。
❸ 行政枠専用のフォームから必要事項を入力し
チケットを申請する
- 審査があり、希望通りチケットが発行されない場合があります。
- チケットが有効期限内に使用できなかった場合、期間の延期は出来ません。有効期間内でできる範囲でお申し込みください。
- 各病院の毎月の受入数には限りがあります。他の方の迷惑になりますので多めに申請することはお控えください。
❹ 事業(TNR)を実施する
事業計画に基づいて事業を実施します。
❺ マイページから実施報告をする
チケット使用後は、マイページより速やかにさくらねこ無料不妊手術完了報告を行ってください。報告をしない場合、チケット申請ができなくなります。
TNRは、1カ所のコロニーの猫に集中的に不妊手術を施すことによって大きな効果をあげますが、一度ですべての猫のTNRを行うことは難しく、また他の地域から流れてくる猫、新たに捨てられる猫がいることから、継続した管理が必要です。
❻ 新たな申請をする(さらにチケットが必要な場合)
想定以上の猫がいた、新たなコロニーが発見された、継続の必要があるなど、さらにチケットが必要な場合は、新たなチケットの申請ができます。
申請受付期間は、毎月1日〜5日です。
❼ 事業終了後の「さくらねこ無料不妊手術事業」アンケートに答える
終了後、個別の報告とは別に1年間の報告(アンケート)を提出していただきます。