さくらねこは、不妊手術済みのしるしに、耳先をカットした猫のこと
それが、桜の花びらのようなので、「さくら耳」といわれるようになりました。
不妊手術をしていないことが原因でノラ猫たちが増えていく。それは猫にとっても不幸なことであり、地域の人たちに迷惑をかけることに繋がります。 ご寄付はこちら
そうならないように、ボランティアさんが猫たちを獣医さんのところへ連れて行き、不妊手術をしてもらいます。この手術の時、麻酔中の痛くない間に獣医さんが耳先を桜の花びら形にカットして、手術済みのしるしにするのです。
このメッセージがないと、手術済みの猫がもう一度保護され、麻酔や開腹手術を2度される危険があるので、とても重要なしるしです。
私たちは、不幸な猫たちを増やさないために活動を続けること、30年。今では全国の動物愛護団体さんがTNR活動を進めています。
そしていよいよ今年9月に、どうぶつ基金が不妊手術費用をサポートした猫たちが10万匹を突破しました。
2019年度さくらねこ無料不妊手術事業に際し、今年度は25,000頭の手術予算を組んでおりましたが、たくさんのボランティアの皆様より申請が来ております。この申請状況でまいりますと今年も通年でのご支援が大変困難になることが予想され、配布している無料不妊手術チケットは年末までに終了してしまいます。また、全国で多頭飼育崩壊が多く発生しており、早急な対応が必要と判断をし、緊急のご寄付をお願いいたします。
あなたの毎月のご寄付が、あと一頭の命を救います。
無料不妊⼿術の助成がその分延⻑されることになるのです。
今年度、通年助成を可能にすれば、それだけ不幸な猫たちを生み出す問題の根本解決につながる。だからみなさんと、さくらねこを広げていくこの取り組みを前に進めたいと思います。
殺処分ゼロの裏側にいる不幸な猫たちを見逃さないために。みなさんの応援を力にして、不妊手術、TNRを全国規模で推し進めます。どうぶつ基金の殺処分ゼロへの挑戦へ、ご支援をよろしくお願いいたします。
「さくらねこサポーター」は、毎月2,222円から継続的にさくらねこTNR無料不妊手術の取り組みを応援いただく仕組みです。殺処分ゼロを実現するには継続したTNRが不可欠です。さくらねこサポーターのご支援は、無料不妊手術に限定して使用されます。
数字上の殺処分0の背景には、不幸な猫たちが隠れている
改めまして、ページをご覧いただきありがとうございます。
公益財団法人どうぶつ基金 理事長の佐上 邦久です。
1988年に設立し、2005年からTNR無料不妊手術を開始し、全国の殺処分数0に向けて取り組んできました。
猫の殺処分数の推移
参考)統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」(環境省自然環境局 総務課 動物愛護管理室)
環境省自然環境局で公表されている2004年時点のデータでは約24万匹の猫が殺処分されており、殺処分0に向けて着実に進んでいることがわかります。
しかし、忘れてはならないのは、数字上の殺処分0の背景には、まだまだ不幸な猫たちが隠れているということです。
殺処分ゼロの裏側にある不幸な猫たちを見逃さない
2013年の動物愛護法改正により、行政が引き取りを拒否できるようになり、センターでの引き取り数が大幅に減少しました。引き取り数が減れば一時的に殺処分数も減るわけですが、実際には不妊手術をしていないノラ猫を野に放つことになり、その結果ノラ猫は増え、苦情も増えるというしっぺ返しがすぐにやってきます。
どうぶつ基金では、1匹でも多くの猫に不妊手術を施すことが殺処分ゼロを実現するもっとも有効な手段だと考えています。
保護の必要がなく、自立している猫の引き取りを拒否することは賛成です。しかし不妊手術をして元いた場所に戻す、つまりTNRを行わないと問題は解決しません。
そこで全国の獣医さんや行政、ボランティアのみなさんと協働して行っているのが、さくらねこ無料不妊手術です。
さくらねこ無料不妊手術事業
飼い主のいない猫の問題を殺処分ではなく不妊手術(TNR)によって解決しようとする行政や、ボランティアさんを支援する事業です。2005年からスタートしました。
現在は、北海道から沖縄まで全国の保護団体、行政、提携病院が不妊手術を推し進める仲間として登録いただいています。
さくらねこサポーターになる
「さくらねこサポーター」は、毎月2,222円から継続的にさくらねこTNR無料不妊手術の取り組みを応援いただく仕組みです。殺処分ゼロを実現するには継続したTNRが不可欠です。さくらねこサポーターのご支援は、無料不妊手術に限定して使用されます。
不妊手術チケットのしくみ
個人ボランティア・申請団体/行政へ、頂いたご寄付でチケットを発行いたします。お近くの提携病院でチケットを使って不妊手術を実施。どうぶつ基金から提携病院へお支払いします。
チケット申請・発行の流れ
*「一般枠」「行政枠」「団体枠」とそれぞれ申請方法があります。
大切なご寄付で不妊手術チケットを発行しているため、「チケットでの不妊手術が終了したことを確認するアンケートに回答」「事業報告」をしているかをチェックする機能を設けています。対応されていない場合は、次のチケットの申請は不可としています。
現在は、資金不足により、年度始まりの4月から11月で無料不妊手術チケットの発行が終わっています。残り4ヶ月分の支援があれば、個人ボランティア、登録団体/行政のみなさんと一緒に、より全国的にさくらねこを増やしていけるのです。
みなさんのご寄付ひとつひとつが、対応しきれていなかった猫たちのために大切に使わせていただきます。2222円のサポートで毎月オス一頭の去勢手術が可能になります。4222円のサポートで毎月メス1頭の不妊手術ができます。
全国規模で切らさず不妊手術を推し進めていくために、みなさんのお力をいただき、通年助成へ一歩一歩実現させたいです。
みなさんからいただいたご支援は、前述の不妊手術チケットのしくみにもあるように、「不妊手術チケット」というかたちで全国の個人ボランティア、保護団体、行政へ渡ります。
そして、提携病院と連携して、地域の愛され猫たちを増やしていく一歩一歩になっていきます。
また、多頭飼育崩壊の現場の不妊手術にも、行政やNPO団体からの申請により不妊手術チケットを活用していただきます。
そして、この「さくらねこサポーター」を通して推し進めたいことは、大きく3つあります。
①知る
「さくらねこ(不妊手術の大切さ)の認知を上げる」
不幸な猫を生み出さないために、本当に必要なことを知ってほしいです。そして、みなさんの近所で、さくらねこ見かけた時に「愛され猫さんなんだな」「地域で守られているんだな」と感じてもらえたら嬉しいです。
②支える
「応援してくださる仲間と出会う」
殺処分ゼロへの挑戦は、継続してこそ達成できます。今回このプロジェクトで縁したみなさまとつながり、継続して応援してくださる方々が増えると、通年助成が来年度以降も可能になります。
③広がる
「不妊手術を進める新たな仲間と出会う」
これまで不妊手術チケットの仕組みについて知らなかった全国の保護団体さんに、この助成について知ってもらう機会にもなってほしいと思っています。不幸な猫たちを生まないアクションを全国的に推し進めていきましょう!
「食べること。生きること。」
飼い主さんのいない猫たちも、生きるためには、食べる必要があります。
しかし、地域の人にご飯をもらっても、「片付けは、猫にはできない」のです。
だから、「食べるまで見守って、後片付けして、また明日。」
この気持ちで地域の猫のために活動をしてきました。
そして、何もしなければ、そのまま猫たちは増えていきます。増えすぎると、不幸な猫たちが生まれてしまいます。その連鎖を断ち切るために、“不妊手術”の大切さを訴えて仲間を増やし、ここまできました。
ボランティアの引き出しのおかげで殺処分数は減っています。保健所では殺されていないが、ボランティア団体の負担が増えたり、ノラ猫が増えることになってしまっては、意味がありません。
根本的な問題解決は、バースコントロールをして、持ち込まれる猫の数を減らすことにあります。
これまで活動を続けて、登録保護団体や行政、手術を請け負っていただく提携病院は年々増えており、活動主体の方へは、無料不妊手術事業の認知度は上がってきています。
しかし、資金不足で肝心のチケットが足りない状況です。 ご寄付はこちら
このプロジェクトを通していただく応援は、より全国的に不妊手術を推し進める力となります。地域の愛され猫たちを増やすための着実な一歩を一緒に、どうかよろしくお願いいたします。
税額控除について
どうぶつ基金への寄付は、税制優遇措置の対象となっています。所得税、
「さくらねこサポーター」は、毎月2,222円から継続的にさくらねこTNR無料不妊手術の取り組みを応援いただく仕組みです。殺処分ゼロを実現するには継続したTNRが不可欠です。さくらねこサポーターのご支援は、無料不妊手術に限定して使用されます。
法人税、相続税において、それぞれに定められている条件を満たすことで、優遇措置を受けられます。申告に必要な寄付証明書をお送りいたします。(希望者のみ)
*寄付証明書は、年間の継続寄付額をまとめて翌年2月にお送りします。