どの作品も五・七・五・七・七の三十一文字に猫たちへの想いや愛が詰め込まれた良作ぞろい。
そこで急遽、各審査員賞を追加いたしました!
【事務局総評】
予想を上回る1654首のご応募があり、どの作品も五・七・五・七・七の三十一文字に猫たちへの想いや愛が詰め込まれておりた良作ぞろいでした。そこで急遽、各審査員賞を追加し、大賞、各審査員賞、優秀賞の15首が受賞となりました。
初めて開催した本コンテストのご応募いただいた皆様、本当にありがとうございました!
【審査員・山﨑好裕さま総評】
短歌や俳句といった短詩系文学は日本が世界に誇るべき文化です。
それらは日本語の表現の幅を広げ、日本語を美しく磨いていくことに大きく貢献してきたと言っていいでしょう。幼いころから短歌を日常的に自作してきて、現在は俳人として作品を発表し続けている私も、そのような自覚と自負を持ってこれまでも多くの歌や句を作ってきました。ですので、今回どうぶつ基金さんが「さくらねこ」という美しく、詩心を触発する言葉をテーマに短歌コンテストを開いてくださったことは、たいへん喜ばしいことと思っています。
良い短歌を詠むには日ごろから心の感動を大切に見詰めておくことが大事です。詩歌は作るものではなく、心から湧き上がってくるものだからです。今回は短歌を作り慣れているベテランの方から若く感性豊かな皆さんまで、多くの作品を拝見することができてとても楽しかったです。次の機会にも皆さんの素晴らしい作品を審査することができるように願っています。
【審査員・佐藤修史さま総評】
ヒトとネコの共生をめざすうえで、現時点での必要な措置として存在する「さくらねこ」。
V字の耳はかわいいが、かなしみもにじませる。多くの愛猫家がその矛盾・葛藤と真摯に向き合い、たった1カ月で1500を超す作品が寄せられた。さくらねこの意味を情感たっぷりに説いた歌、けなげに生きる姿を活写した歌、人との触れ合いを柔らかいまなざしで描いた歌……
どの作品にも愛情があふれ、一つひとつにうんうんと頷きながら拝見した。審査という面では難渋を極めた。いずれも甲乙つけがたい、すばらしい作品群であった。
お題はもちろん「さくらねこ」
一代限りの命を懸命に生きる「さくらねこ」に思いを馳せて
あなたも一首、詠んでみませんか?
大賞、優秀賞の皆様にはプレゼントもご用意しています。
短歌をはじめて作る方も大歓迎!ぜひご応募ください。
【募集期間】
2024年2月15日(木)~3月15日(金)
【応募資格】
どなたでも応募いただけます。
【応募点数】
お一人様6首まで応募可能
【応募方法】
以下の専用フォームよりご応募ください。
※必ず本名でご応募ください(ペンネーム不可)
【応募作品について】
・「さくらねこ」が短歌中に含まれていること
・作品中の漢字にはフリガナをつけること
【応募に関する注意事項】
【結果発表】
2024年3月22日
どうぶつ基金公式ホームページなどで発表。
【賞・賞品】
●大賞(1名) アマゾンギフトカード 22,000円分
●優秀賞(10名) アマゾンギフトカード 2,000円分
福岡大学教授。代々続く神官の家に生まれ、多くの保護猫に囲まれて育つ。幼時から古典・漢籍に慣れ親しみ、小中学生のころは日記代わりに毎日短歌を詠んでいた。東京大学学生俳句会部長を経て、現在俳誌『天為』同人、俳人協会会員。 経済学者としての専門的立場から動物政策について環境省や各地方自治体にアドバイスを行っている。新聞連載を中心に歴史小説家としても活躍中。
環境広告(株)サステナ代表。
エコシフトのための、ソーシャル・コピーライター、ブランディング・ディレクター、キャンペーン・ディレクター、ソーシャル・デザイナー。
1968年生まれ。93年に朝日新聞社に入社し、文化くらし報道部デスク、社会部デスク、週刊朝日編集長などを歴任。現在はフリーで、宮崎市在住。自宅には保護猫が3匹。探検、釣り、ロック、家庭菜園、撮影など多趣味。
1960年生まれ。公益財団法人どうぶつ基金理事長。犬や猫の行政による殺処分をゼロにするため、さまざまな取り組みに日夜奮闘中。趣味は保護した犬達との毎日の散歩と中国茶の時間。